【概要】
セミ(カメムシ目セミ上科)は、古くから私たち日本人の暮らしや文化に深く溶け込んでいる昆虫で、夏の風物詩の一つに数えられます。北陸では、昼の公園に行けばアブラゼミやニイニイゼミの賑やかな鳴き声を聞くことができ、夕方になればヒグラシの声があたりに響きわたります。また、子供の頃には、あちこちで見つかる抜け殻をついつい集めてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんな身近な存在であるセミですが、彼らは一生のほとんどを見えない土の中で過ごすというユニークな生活をしていることもあり、実はまだわかっていないことが多い昆虫なのです。
本企画展では、セミにまつわる様々な不思議をテーマに、石川県のセミをはじめ、その他の日本のセミから世界のセミまでを幅広く集め、標本や抜け殻、その他の関連資料を展示します。
この夏、意外に興味深い「セミのふしぎ」の世界を覗いてみませんか?
開催期間:2014年7月5日(土)~11月30日(日)