第19回企画展 白山の植物-白山の高山植物研究史-

概要

白山は日本三霊山の一つです。古くから信仰の山として開かれ、親しまれてきました。植物についての調査の歴史も古く、すでに江戸時代後期には調査が行われ、その後も多くの研究者が白山を訪れ、調査や採集を行っています。

本企画展では、旧金沢大学薬学部から寄贈された白山の植物資料を公開しました。資料には、今では採集が制限されている白山国立公園内の希少な標本が多数含まれています。100年以上前の標本から最近の標本までの知見をまとめて、白山での標本採集や分類研究の歩みをたどりました。また、ここ四半世紀に進んだ高山植物の系統解析や生態の研究についても紹介しました。

開催期間:2015年7月4日(土)~12月6日(日)