第20回企画展 日本海の生きものと環境 ー鯨・魚・蟹・海老・烏賊・貝ほかー

【概要】

日本海は、四季折々の豊かな海の幸をもたらし、北陸に住む私たちの暮らしや文化を育んできました。日本海の表層には対馬暖流が流れ、それに乗って回遊する暖水性の魚介類が見られる一方、海底に存在する冷たい日本海固有水のおかげで、冷水性の魚介類や深海生物も見られます。沿岸部のアマモ場やガラモ場は様々な魚の産卵場となり、海上を漂う流れ藻は稚魚の貴重な生育場になっています。このように、日本海独特の環境が、特有の生物相を形成しています。

本企画展では、私たちの食卓を彩るエビ・カニや魚・貝から、日本海を泳ぐ巨大なクジラや発見されて人々を驚かせる深海生物まで幅広く取り上げ、それらの骨格標本・液浸標本・乾燥標本やその他の関連資料を展示し、日本海の生き物とそれを育む環境について解説します。

開催期間:2016年1月16日(土)~5月29日(日)